バイクの鍵トラブルはさまざま
家、車、金庫や倉庫……鍵は日常のさまざまな場面において、防犯に役立っています。しかし時として、「紛失」や「破損」というトラブルが起こることもあります。
鍵というものは、どんなに注意深く保管していても、うっかりミスでなくしてしまうことがあるものです。中でも特にお問い合わせを頂くことが多いのが、バイクの鍵にまつわるトラブルです。
ここでは、さまざまなバイクの鍵トラブルの状況と対策をご紹介します。
原付バイクのメットイン
バイクの鍵のトラブルとしてとくに目立つのが、原付バイクのメットインです。
原付バイクは、現在ではメットインスタイルが主流となっています。この収納部分に、ヘルメットや荷物を入たまま鍵を失くしてしまうというパターンが多いのです。
大型・中型・小型に関わらず、最新型のバイクのメットインは鍵の構造が多様化しており、簡単には開かなくなっています。古い型のバイクによくある「鍵穴から開けられるタイプ」とは全く異なる構造のものがほとんどです。
旧式バイクの鍵であればごく短時間で開錠出来ますが、新型バイクのメットインについては、改めて鍵を作成してからでないと開けられない、ということが多いです。
紛失トラブルの際には手間がかかりますが、開錠する側に高度なスキルが要求されるため、防犯性能は上がっています。
バイクの開錠作業の際に必要なもの
バイクの修理、鍵の複製などを行う際には、車と同じく、最初に自賠責等の保険証明書を拝見致します。
ただし、メットイントラブルの場合は、「メットインの中に保険証が入っている」というケースがほとんどです。この場合、まず証明書の存在を伺った上で運転免許証を見せていただき、作業後に中身と合致するかどうかを確認させていただきます。
バイクの開錠所要時間と値段
旧式の鍵(鍵穴から簡単に開錠できるタイプ)の開錠は、8,000円~承ります。作業時間は、10分程度です。
新型の鍵(鍵を作成してからではないと開かないタイプ)の場合は、作業時間や鍵の作成代金をプラスした料金にてお引き受けすることになります。
いずれにせよ、まずはその場でお見積りをさせていただきます。
また、「開錠作業と同時に、スペアキーも作成してほしい」というご依頼も多くいただきます。
この場合の相場としては、開錠作業+鍵の複製代金として、合計15,000円〜承っております(鍵の種類によって異なります)。作業時間は、スムーズにいけば30分程度で完了いたします。
鍵以外の不具合でメットインが開かない場合
鍵のトラブルと思いきや、原因は鍵ではなかった……というケースもあります。たとえば、メットイン内部のワイヤーが切れてしまったために鍵が開かないケースです。
鍵自体は問題なく差し込めて回るのに、なぜか開錠できない。また、回した直後の反応が軽い、といった症状は、中のワイヤーが切れている場合が多いです。このような場合は、バイクの販売店に持って行くことをおすすめしています。
弊社でも対応は可能ですが、鍵屋としては業務外のため割増料金をいただくことになります。こうした場合に限っては、販売店にお願いした方が早く安く済みます。お客様のご負担を軽くするために、「どうしても」というご要望がなければ、販売店での修理をおすすめしています。
バイクのシャッターキートラブル
シャッターキーのトラブルでお問い合わせをいただくこともあります。
シャッターキーとは、バイクの鍵穴を覆う「シャッター」を開けるときに使われる鍵です。原付バイクに多く採用されています。
バイクは昔から、盗難や鍵穴へのイタズラ被害が大変多い乗り物でした。その被害を防止するために考え出されたのが、鍵穴自体にシャッターをするシャッターキー構造です。バイクの中でも比較的狙われやすいため、原付バイクには多く採用されています。
しかし、このシャッター、閉めるときはキーレスで簡単なのですが、開けるときにはキーが必要です。シャッターキーを紛失してしまうと、シャッターが開かないためバイクのエンジンがかけられません。
シャッターキーは特殊な構造をしているため、バイク販売店では対応が難しいものです。弊社ならもちろん対応可能ですので、ぜひご相談ください。
作業前にお見積!だから安心です
メットインやシャッターキートラブルは、メーカーや車種により鍵の構造が異なるため、料金が変わってきます。
当店では、作業前にきちんと状況や作業をご説明し、お見積りを提示することを徹底しております。勝手に進めてあとで請求するといったことは絶対にありません。必ずお客さまにご納得いただいてから作業に取りかかりますので、どうぞご安心ください。
もしもの場合はぜひお気軽にお電話ください!